はじめに
この記事では、Metro のソースコードを java.net の CVS リポジ
トリから取り出し、ビルドし、できあがったモジュールを Web コ
ンテナにインストールする手順を説明します。
やること
事前準備
Metro のインストールと使用は、いくつかの他のソフトウェアパッ
ケージに依存しています。
各パッケージのより詳細な情報を入手するために、それぞれの Web
サイトへのリンクが提供されています。
GlassFish ユーザーへ:
現在、Metro は GlassFish の一部としてバンドルされています。
記載された Metro のビルド (バージョン) が必要でなく、すでに
GlassFish を使用してるのでしたら、おそらくはお使いの GlassFish
の配布されているバンドルのなかに含まれている Metro を使いたいと
思うことでしょう。
特別な設定なしで、必要に応じてあとで Metro のより新しいバージョ
ンに上書きすることができます。GlassFish のインストールバイナリの
なかには Ant 1.6.5 も含まれています。GlassFish のインストールの
説明で、より詳しくバンドルバージョンの利用方法について述べられて
います。
Metro を Web コンテナへインストールする
二つの重要な Metro の jar ファイルがあります。
webservices-rt.jar
と
webservices-tools.jar
です。
webservices-rt.jar ファイルには、ホスティング
する Web コンテナが Metro アプリケーションを実行すると
きに、ランタイムで必要なクラスが含まれています。
webservices-tools.jar ファイルには、
apt や wsimport をはじめとする、Web
アプリケーションアーカイブ (WAR) ファイルを作るための
ビルドツールに必要なクラスが含まれています。
jax-ws-latest-wsit ディレクトリにも二つの ant
ファイルがあります。
wsit-on-glassfish.xml
と
wsit-on-tomcat.xml
です。
この二つのファイルは Metro のバイナリをそれぞれの Web
コンテナにインストールするのに使われます。手順は次節で
説明します。
GlassFish
Metro を GlassFish にインストールするには、GlassFish
のトップレベルディレクトリ
を ant
に渡さなければなりません。
例えば ant のプ
ロパティ値としてコマンドラインから渡します。
インストールしようとしてる GlassFish インスタンスをシャットダ
ウンし、ディレクトリを移動し、
install
ターゲットを起動します。そして GlassFish インスタンスを起動し
ます。以下のコマンドを順番に実行してください :
この手続きは、さきほどの二つの Metro の jar ファイルを GlassFish
のインストール先の
lib
ディレクトリにコピーします。そして、設定ファイル
domain.xml
のなかで必要なクラスパス変更を行ないます。
ユーティリティスクリプトファイル
wsimport
と
wsgen
ためのクラスパスも更新されます。
Tomcat
Tomcat へのインストール手順は、GlassFish で行なったものとよく似
ています。
Tomcat のインストール先のトップレベルディレクトリを
ant
コマンドの引数として渡します。
以下のコマンドを実行して、Tomcat をシャットダウンし、ディレクト
リを移動し、 ant を
実行し、Tomcat をリスタートします。
Tomcat では、このインストール手続きは、二つの Metro の jar
ファイルを Tomcat の shared/lib
ディレクトリにコピーします。Tomcat の設定ファイルは変更しません。
ビルドとインストールがうまくいったことを検証する
ここまでで、Metro 化された (Metro-enabled) Web コンテナを手に入れるこ
とができました。
あなたの Web コンテナが正しくインストールされたか、検証することをおす
すめします。それにもっとも近道な方法は、簡単なサンプルプログラムを
ビルドし、配備、実行してみることです。
その手順は次の記事
Metro ではじめよう
と
Metro の環境での JAX-WS アプリケーションのビルド
で説明されています。
Metro を更新する
Web コンテナに Metro を インストールしたあと、新しいバージョンの Metro
に更新することがあると思います。
jar ファイルを更新するには、最初のインストールのときと同じ手順を踏みま
す。
こちらをご覧ください。
GlassFish ならば、二回目とそれ以降のインストールは、設定ファイルの変更
はなしで Metro のバイナリを更新するだけです。
Metro をアンインストールする
Web コンテナから Metro のバイナリと設定変更を削除する手順はインストー
ル手順とほとんど同じです。
以下の手順は、あなたの Web コンテナを Metro がインストールされる以前の
状態に戻します。
GlassFish
asadmin stop-domain domain1
cd dist/image/jax-ws-latest-wsit
ant -Das.home=<GlassFish install directory> -f wsit-on-glassfish.xml uninstall
asadmin start-domain domain1
Tomcat
catalina.sh stop
cd dist/image/jax-ws-latest-wsit
ant -Dtomcat.home=<tomcat install directory> -f wsit-on-tomcat.xml uninstall
catalina.sh start
まとめと参考資料
本記事では、Metro の機能をあなたの GlassFish または Tomcat いず
れかの Web コンテナに追加するために必要な手順について説明しまし
た。
つぎの記事
Metro の環境での JAX-WS アプリケーションのビルド
は JAX-WS アプリケーションのビルドと配備の仕方を説明してい
ます。これを使って、Metro のインストールがうまくいったことを検証
してみましょう。
Metro が使っているさまざまなテクノロジーについては、以下のリンク
を参照してください。
Metro
GlassFish
JAX-WS
Netbeans、
NetBeans IDE 5.5 によるWeb サービスの開発
JAX-WS
XML Web Services (JAX-WS) 用 Java API
Sun Java Developers Kit (
JDK 5.0,
JDK 6.0
)
Apache Ant (1.6.5)
CVS (1.11.17)
[翻訳者:
takaya
]